まだ風がほんの少し肌寒い4月の頃、金津技研本社敷地内には、満開の桜がありました。
みなさんは、桜というと、どんな想像をするでしょうか?
僕は、この時期、桜を見ますというと、学生時代の思い出である入学式の記憶が紐解かれ、
ふと過去を回想します。
こんな経験は、そうそう味わうものではありませんよね。
まさか社会に出て数十年を経て、同じ体験をするとは思ってもおりませんでした。
そうなんです。わたくしは、転職し当社に訪れることになった『転職組』なのです。
新たなフィールドで自分の居場所が作れるのか?そういう環境にあるのか?
新たな人間関係を作っていくには、時間がかかるのだろうな…
などと考えるにつけ、気が重くなる、憂鬱、不安(僕だけ?)
『慣れるまでしんどいんだろうなぁ』
正直な気持ちでした。
しかし、それも懸念であったようです。
会う人会う人、挨拶をすると笑顔で帰ってくるのです(えっ?)
正直、想定外。
通常、初対面の場合は警戒する(心理的にいえば防衛機制が働くってやつ)はずですが、
もれなくスマイルが帰ってきました。
スマイルの次は、声掛け、質問、それもサラっと。
デリカシーの欠けた対応をする人、心無い言葉をかける人も想定しておりましたが、いなくて拍子抜け。
みなさん、それなりに新人が職場に入ってきた時のシミュレーションをしているのかもしれない。
この想定外が僕の誤算であり、何より
『うれしかった』
きれい事を言うつもりは毛頭ありませんが、
体感的に、もう一年くらいいるような気がします(何故か?わかりませんが)
入社1ヶ月が過ぎた今、僕のミッションが一つだけわかりました。
僕の後に入ってくる人に、この気持ちの『恩返し』をすること。
今年の夏は、熱くなりそうです!