前回の台風関連でもう少し掘り下げ。
大きな地震等でライフラインが断たれる様な災害が発生した際、会社の操業を早期に復帰させるための計画というものがあります。
事業継続計画 BCP(ビジネス コンティニティ プラン) と言います。
東日本大震災以降、サプライチェーンの見直しが求められ、BCPを進める企業が一気に増えました。
BCPの中身
・建屋の耐震強度 震度6に耐えられるか
・代わりの生産場所は確保できているか。その生産場所は離れた場所にあるか
・代わりの生産場所が無い場合、代わりに生産してくれる企業との協力体制はあるか
・仕入先メーカーの生産場所はどこか
・材料は複数社から購入しているか
・建屋に被害が出た場合に対応する復旧班を任命しておく
・会社に非常食や防寒具の備蓄はあるか
・電気と水が停まった場合の復旧想定日数
大まかですが、私が実際に求められた内容はこんな感じです。
完璧なBCPを用意するのは正直難しいです。
ですが、電力会社などのインフラ企業は完璧なBCPを用意しているはずです。
いざという時に初めて考えるのでは遅いです。
日頃から、こうなったらこうするだろう。とイメージしておくだけでも全然違うと思います。
最近の台風対応で感じたことであります。